フランスの使用人
イギリスと同様、フランスにもメイドや執事がいましたが、大きなちがいはありません。 ・雑役女中 プチブル(中流の下)家庭で働くメイド。同僚はなく、一人で家事をこなす。仕事はかなりハードで、朝から晩までひたすら働き、夜はアパ 続きを読む フランスの使用人
19世紀イギリスに実在したリアルな使用人とヴィクトリア朝豆知識。
イギリスと同様、フランスにもメイドや執事がいましたが、大きなちがいはありません。 ・雑役女中 プチブル(中流の下)家庭で働くメイド。同僚はなく、一人で家事をこなす。仕事はかなりハードで、朝から晩までひたすら働き、夜はアパ 続きを読む フランスの使用人
サブカルチャーとして知られる執事は、主人に忠実で私生活も厳格、といったイメージがありますが、執事も人の子。なかには誘惑に負けて、破滅する者もいました。 一番多かったのが、アルコール中毒です。 ワインセラーの管理を任 続きを読む 執事の誘惑(あるいは悪徳)
↑19世紀末から20世紀初めにサイクリングが流行。当時、自転車は高価な乗り物でした。 ビートン夫人の家政読本1906年版より抜粋 男性使用人の年俸 ・家令……60-100ポンド ・従者……100ポンド ・執事……55-9 続きを読む 執事の私生活と賃金
↑1920年代の婚礼写真。 執事としての大きな悩み(?)のひとつに結婚があります。なぜなら、いつ何があっても、主人のもとへ駆けつけられるように待機する必要があり、世帯を持つと住み込みで働けないからです。だから既婚者執事 続きを読む 執事の恋愛と結婚
↑使用人ホール。 雇い主である主人との相性の良し悪しが、職場の居心地に影響します。それでも執事たちは辛抱しつつ奉公していました。 給金のためもありますが、一番の理由。 紹介状、です。 もし紹介状で悪いことを書かれ 続きを読む 執事の人間関係
従僕まであったお仕着せがなくなり、平服での仕事を許されます。ただし主人との区別を厳格につけるため、故意に流行遅れの格好をしました。あるいはちぐはぐな色のネクタイとズボンを組み合わせたりしています。 晩餐の給仕では白ネクタ 続きを読む 執事の服装
↑主人と使用人の朝の祈祷時間。 ある一日のある執事の予定表です。屋敷によってことなるのであくまでも例のひとつです。階上=主人たちの居住する部分。階下=使用人たちが生活をする地階。時間はおよその目安です。 ……7:00 続きを読む 執事のスケジュール
「執事の歴史」でも書いたように、当初の仕事は酒類の管理でした。やがて屋敷の管理と主人の秘書を兼ねるほかに、部下たちの管理もしました。階下のトップとして君臨するのです。 敬意を払ってファーストネーム(名前)ではなく、「ミ 続きを読む 執事の仕事
↑お仕着せ姿の従僕と小姓たち。半ズボンと絹ストッキング姿が18世紀風。写真は19世紀末頃。 現在のように執事養成学校や試験などありません。ひたすらキャリアを積んで、転職しながら上り詰めていきます。 使用人になる少年た 続きを読む 執事への道
↑フランス貴族ベリー公の正餐を描いたもの。肉を切り分けたり給仕をしているのが使用人。 中世のヨーロッパ。王侯貴族の子息たちが、行儀見習をするために主人である王や上級貴族の城へ数年間奉公したのが、上級使用人の始まりです。 続きを読む 執事の歴史と男性使用人の職種